漢字のル−ツとなる「古代文字」の造形の美しさに惹かれて入った書の世界。
東洋の神秘「古代文字」のおもしろさと楽しさを書を通じて紹介していきたい。

　宮崎県在住で「古代文字アート」を書作されている書家「石井琴月」さん。
　日本国内に留まらず、ニューヨークやパリ、ドバイのギャラリー展示で積極的に活動され、見る人の心を掴む作品を産み出す石井琴月さんに、宮崎県のアーティストがコースターの図案をデザインする当店舗オリジナル企画「アートなコースター」の図案を制作していただきました。
　石井さんの躍動感があふれ、生き生きとした「古代文字アート」の魅力を紹介します。 

東京都のギャラリー（個展）での書作の様子（１）
クリスタルボウルの音色と共に来場客を魅了する。手前の大きな文字は「神楽」。左側が竜の形を縦にした「神」。
右側の「楽」は巫女が鈴を持って舞い神様を楽しませるという意味があるという。


東京都のギャラリー（個展）での書作の様子（２）
左奥の文字は「夢」。


スペインでの展示会の様子 

Q：古代文字の書作はどのような思いで始められたのでしょうか？

　漢字のル−ツとなる古代文字の造形の美しさに惹かれて入った書の世界ですが、後に古代文字そのものが持つ世界にはまってしまいました。古代文字はまるで、私達に話しかけるように当時の世界をうつしだしてきます。

　文字の成り立ちや込められた意味は、現代の私達が忘れてしまった大切なことを思い出す「きっかけ」になるだろうと、強く思うようになりました。


Q：石井さんの書作「古代文字」について教えてください。

　私が書作する古代文字アートは、「生き物は皆つながっており、すべては必然」という意味の中国の思想家、老子の言葉を添えて、万物は神の子だという世界観をよりリアルに分かり易く表現しています。

　古代の人々の精神世界に思いを馳せながら、書の制作を通じて文字の世界で遊ぶことは楽しいことです。

　また、私は日々気功トレ−ニングを実施し、宇宙の気の流れを身体で感じるようになってきています。現代の私達が忘れてしまった大切なことを身体で想い出しながら、ゲ−テ、老子、空海など先人が言わんとしていることがつながっていると実感する毎日です。

　多くの人に、万物は皆つながっていることを実感してもらうために作品化し、書作する時々に心の底から感じることを伝えたいと思っています。この心を持ってこれからも、もっともっと精進して東洋の神秘古代文字のおもしろさと楽しさを紹介してまいります。

 

石井琴月さんのアートなコースターデザイン「福」

「福」の由来：「礻」しめすへんの元の字は「示」で、神に供物を捧げる台。「畐」は酒樽を意味し、台上に酒樽を置いて神を供（きょう）する意味だと言われています。「福を招きこむ」など、幸運を呼び込むなど縁起の良い言葉として用いられます。

※商品は2024年12月頃発売予定です。もうしばらくお待ちください。コースターのデザインが若干変更になる場合がございます。予めご了承ください。

《つくり手のご紹介》
・石井琴月（書／古代文字アート）
・所在地：宮崎県川南町
・HP：石井琴月書房
・石井琴月のア−ティスト声明
・instagram：kingetsuishii_art

【お仕事】
書道教室主宰(日向庵 ひなたあん)

【展示会等】（2010年以降の情報を掲載）
2010年
  5月　宮崎市宮日会館 個展
12月　東京シビックセンタ− 個展 2011年
  3月　宮崎市宮日会館 個展
  4月　宮崎市フロ−ランテ宮崎 個展　
10月　宮崎市シェラトンホテル【笙とコラボ】作品展示
12月　東京シビックセンタ− 個展
2012年
  5月　フランス　エスパスジャポン【日本文化センター】 個展
  9月　宮崎高鍋美術館企画展／宮崎市シェラトンホテルオファー作品(タペストリー)
2014年
  5月　宮崎市フローランテ宮崎 個展
2015年
  3月　東京シビックセンタ− 個展
2017年
  3月　東京シビックセンタ− 個展
  5月　宮崎市ア−トスぺース色空 個展
2018年
11月　米・ニューヨーク（アゴラギャリー 出展）
2019年
  4月　米・ニューヨーク（日本領事館ギャラリー 個展）
  4月　米・ニューヨーク（ArtExpoNY2019 出展）
11月　ギリシャ・アテネ（JAPAN WEEK 出展）
2020年
  3月　ドバイ（作品展 出展）
2022年
10月　フランス・パリ（エチエンヌ・ドゥ・コーザン・ギャラリー 個展）
2023年
  5月　東京・銀座（GALLERY ムサシ 個展）
11月　スペイン（JAPAN WEEK 出展）
2024年
  5月　東京・銀座（GALLERY ムサシ 個展）
11月　フランス・コマール（JAPAN WEEK 出展予定）
（以上）

・インタビュー：西原玲子（とあると）
・更新日：2024年8月21日

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